【市販薬】「寝つきが悪い」原因は?体内時計を整える睡眠改善薬を解説

【市販薬】「寝つきが悪い」原因は?
体内時計を整える睡眠改善薬を解説

寝つきが悪く目をこすっている女性

明日に備えて早く休みたいのに、布団に入ると頭が冴えてしまう。「早く眠らなきゃ」と思えば思うほど、時計の針ばかりが気になってなかなか寝つけないなど、「寝つきの悪さ」にお悩みの方も少なくありません。

寝つきの悪さは睡眠不足にもつながり、翌日の集中力や気分にも影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

そんな「寝つきの悪さ」には、ストレスや生活習慣、睡眠環境、体内時計の乱れなど、複数の要因が絡んでいることも多く、寝つきを改善するのは簡単ではありません。

そこでこの記事では、寝つきが悪くなる主な原因を整理しながら、寝つき改善のために取り入れられる対処法や、市販の睡眠改善薬について、詳しく分かりやすく解説します。

寝つきの悩みや、睡眠に関するモヤモヤを少しでも軽くしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「寝つきが悪い」とはどんな状態?
寝つきが悪くなる原因は?

寝つきが悪く眠れない女性

「寝つきが悪い」とは、布団に入ってもなかなか眠りに入れず、入眠までに時間がかかってしまう状態を指します。

こうした寝つきの悪さは、環境の変化やストレスなどによって一時的に起こることもあれば、長く続いてしまうこともあります。

一時的な寝つきの悪さは、誰にでも起こりうる身近な症状ですが、眠れない状態が長く続いたり、日中の生活に支障が出たりする場合には、注意が必要です。

ここでは、寝つきが悪くなる原因を紹介していきます。

寝つきが悪くなる主な原因

「早く眠りたいのに、なかなか寝つけない」

そんな「寝つきの悪さ」の背景には、さまざまな要因が関わっている可能性があります。

心理的なストレスや日々の生活習慣、睡眠環境、そして体のリズムを司る体内時計の乱れなど、複数の要因が重なり合って、結果的に「布団に入っても眠れない」という状態を引き起こしている場合もあります。

だからこそ、寝つきの悪さを改善するためには、自分に当てはまる原因を確認しながら、原因に合った対策を行っていくことが重要です。

ストレスや緊張などの心理的な要因

仕事や人間関係のストレス、翌日への不安や緊張などは、寝つきの悪さにつながる代表的な要因となります。

「早く眠らなければ」と意識するほど、かえって目が冴えてしまうという経験がある方も多いのではないでしょうか。

日常的なストレスによって神経が過敏になり、興奮や緊張状態が続きやすくなってしまうことで、寝つきや睡眠の質に影響を及ぼす可能性があります。

毎日のストレスを少しでも緩和するため、自分なりのストレス発散やリラックスの方法などを見つけることも大切です。

生活習慣による要因

就寝・起床時間が不規則になっていることや、就寝前のスマートフォンやパソコンの使用、夕方以降のカフェイン摂取、就寝前の飲酒など、さまざまな生活習慣が、寝つきの悪さの要因となることがあります。

特に、就寝前に浴びるスマートフォンなどの強い光やカフェインの摂取は、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」の分泌に影響するといわれていますので、寝つきを改善するためには、寝る前の習慣を見直すことも重要です。

睡眠環境(寝具や寝室の環境など)

出張先や旅行先など、いつもとちがう寝室やまくらで眠ろうとすると、なかなか寝つけないというケースも少なくありません。

慣れない環境に身を置くと、無意識のうちに緊張し、神経が休まりにくくなることがあり、それが寝つきに影響を与える可能性があります。

また、寝室の温度や湿度、明るさ、騒音、寝具の状態なども、寝つきの悪さにつながることがありますので、自分が心地よく眠れる環境を整えることも大切です。

就寝時は照明を落として静かな空間をつくる、季節に合わせて寝室の温度や湿度を調整する、自分に合った寝具を選ぶなど、できることから見直してみるとよいでしょう。

体内時計の乱れ

人間の体には、約1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっており、睡眠と覚醒の切り替えに深く関わっています。

朝になると自然に目が覚め、夜になると眠くなるのは、この体内時計のはたらきによるものです。

私たちの体内では、朝日を浴びることで、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」を作り出すのに必要な「セロトニン」が作られます。

そして夜になると、メラトニンが分泌され、自然と眠くなるといったようなサイクルになっています。

しかし、不規則な生活習慣やストレス、就寝前の強い光などによってこのリズムが乱れると、夜になっても体がうまく眠りへと切り替わらず、寝つきの悪さにつながる可能性があります。

このように、寝つきの悪さには心理的な要因や生活習慣、睡眠環境、体内時計の乱れなど、さまざまな原因が関わっていますので、自分に当てはまる原因を確認したうえで、自分に合った方法を取り入れていくことが重要です。

寝つきが悪いときの
対処法は?

なかなか眠れない女性

睡眠は、いずれの年代にとっても非常に重要な休養活動であり、睡眠不足によって、心身にさまざまな悪影響が生じることも知られています。

ぐっすり眠れない、夜中に起きてしまう、早朝に目が覚めてしまうといった睡眠のお悩みだけではなく、「なかなか寝つけない」といった、寝つきの悪さも睡眠不足の大きな原因となります。

先にもご紹介したように、そんな寝つきの悪さには、日々の生活習慣が深く関与している可能性があります。

ここでは、寝つきが悪い時に見直すべき生活習慣をご紹介します。

当てはまる項目があるという方は、ぜひ今日から習慣改善を始めてみて下さい。

光を上手に利用して生活リズムを整える

窓を開けて日光を浴びている女性

寝つきを良くするうえで、まず意識したいのが「光」との付き合い方です。

たとえば、起床後に朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、睡眠と覚醒のリズムが整いやすくなります。

また、日中に光を多く浴びることで、夜間に睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌が増え、スムーズな入眠につながることも知られています。

反対に、就寝前にスマートフォンや明るい照明などの強い光を浴びると、メラトニンの分泌が抑えられ、入眠が妨げられてしまう可能性があります。

そのため、就寝前は照明を落とし、スマートフォンなどの使用は控えめにするのがおすすめです。

適度な運動と食事のタイミングを意識する

日中に体を動かすことも、寝つきの改善につながります。

軽いウォーキングやジョギングのような有酸素運動は、寝つきを良くし、睡眠の質を高めることが知られています。

運動する習慣がないという方は、まずは無理のない範囲で体を動かす習慣をつけることから始めてみましょう。

ただし、就寝直前の激しい運動はかえって寝つきを妨げることがあるため、夕方から就寝の数時間前までに、無理のない運動を行うよう心がけて下さい。

また、食事のリズムも体内時計と密接に関わっています。

朝食を抜いたり、就寝直前に夜食をとったりすると、体内時計が乱れ、寝つきの悪化につながることがありますので、食事の時間も意識してみることがおすすめです。

※特定の疾患を治療中の方などは、必ず医師に相談の上、運動や食事などの生活習慣の改善を実施するようにして下さい。

就寝前はリラックスして過ごす

スムーズに入眠するためには、就寝前に心身の緊張をほぐし、リラックスして過ごすことが大切です。

寝床に就く前の1時間ほどは、仕事や勉強などから離れて、ゆったりとした時間を確保するとよいでしょう。

就寝の1〜2時間前に、少しぬるめのお湯にゆっくりと浸かるなど、心と体を落ち着けるような習慣を取り入れてみましょう。

コーヒーやカフェインには注意

カフェインには覚醒作用があり、寝つきの悪化や眠りの質の低下につながることがあります。

カフェインの影響には個人差がありますが、寝つきが悪いという方は、夕方以降のコーヒーや紅茶、エナジードリンクなどの摂取を控えめにするのがおすすめです。

また、就寝前の飲酒は、一時的に寝つきを良くするように感じても、その後の睡眠を浅くしてしまう場合もありますので注意が必要です。

市販の睡眠改善薬を活用する

生活習慣を見直しても寝つきの悪さが気になるという場合には、ドラッグストアや薬局で購入できる市販の睡眠改善薬を上手に活用することも、セルフケアとしての選択肢のひとつです。

市販の睡眠改善薬は、「一時的な不眠の寝つきの悪さ」などを対象とした医薬品です。

市販薬の睡眠改善薬の中には、抗ヒスタミン成分「ジフェンヒドラミン塩酸塩」が配合されたタイプだけではなく、体内時計にはたらきかける「ラメルテオン」が配合された「ロゼレムS」など、作用のしくみが異なるタイプのものがあります。

効能や使用上の注意を確認し、医師や薬剤師と相談しながら、自分に合ったものを正しく使用することが重要です。

寝つきの悪さが続くときは
医療機関へ

眠れない状態が続いている、日中の強い眠気で生活に支障が出ているなど、慢性的な不眠や睡眠不足に悩まされているという方は、無理をせず、早めに医療機関を受診し、医師に相談することが重要です。

市販薬(睡眠改善薬)であるロゼレムSは、「一時的な不眠による寝つきの悪さ」を対象とした医薬品であり、慢性的な睡眠障害に対して継続的に使用するものではありません。

長期的な不眠症状の背景には、何らかの疾患が隠れている可能性もありますので、まずは早めに医療機関に相談するようにしましょう。

一時的な不眠の寝つきの悪さには
睡眠改善薬「ロゼレムS」

睡眠改善薬のロゼレムSの製品画像

アリナミン製薬の「ロゼレムS」は、医療用医薬品と同じ成分「ラメルテオン」が市販薬として初めて配合された睡眠改善薬です。

ロゼレムSの有効成分である「ラメルテオン」は、体内時計を整えて自然な眠りへ導くという特徴があります。

睡眠と覚醒のバランス調整を司る体内時計にはたらきかけ、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」と同様の作用で体を睡眠側に傾けることで、自然な眠りに導くという作用が期待できます。

なお、ロゼレムSは要指導医薬品に分類されており、薬剤師による情報提供や指導が必須の市販薬になりますので、薬剤師の指示を守って、正しく服用して下さい。

※有効成分であるラメルテオンは、医療用医薬品において習慣性がある成分には指定されておらず、向精神薬にも該当しません。

ロゼレムSとメラトニンの関係

「メラトニン」とは、睡眠ホルモンとも呼ばれる、私たちの体にもともと備わっている物質です。体内時計にはたらきかけ、体を覚醒から睡眠へと切り替える役割を担っており、夜になると眠くなり、朝になると自然に目が覚めるという1日のリズムは、このメラトニンのはたらきに支えられています。加齢やストレス、不規則な生活習慣、就寝前に浴びる強い光などによって体内時計が乱れると、このリズムが保ちにくくなり、寝つきの悪さにつながることがあると考えられています。

ロゼレムSは、こうしたメラトニンのはたらきに着目して開発された睡眠改善薬です。有効成分であるラメルテオンが、脳内の「メラトニン受容体」にはたらきかけ、メラトニンと同様の作用を発揮することで、睡眠と覚醒のバランスを睡眠側に傾け、自然な眠りに導きます。覚醒を無理に抑え込んだり、鎮静作用をもたらしたりするのではなく、体が本来もっているリズムに近い形ではたらきかける点が特徴です。

なお、ラメルテオンは、医療用医薬品において習慣性がある成分には指定されておらず、向精神薬にも該当しません。寝つきの悪さが気になる方にとって、体内時計とメラトニンに着目したロゼレムSは、選択肢のひとつとなるお薬です。

寝つきの悪さを緩和する
市販の睡眠改善薬「ロゼレムS」

寝つきの悪さにお悩みの方は、起床時間を一定にする、朝は太陽の光を浴びる、軽い運動をする、就寝前のスマートフォンやカフェインを控えるなど、毎日の生活習慣を整えることを心がけてみましょう。

そのうえで、なかなか寝つけない日が気になるときには、市販の睡眠改善薬を上手に取り入れたセルフケアも選択肢のひとつです。

アリナミン製薬の「ロゼレムS」は、就寝前に服用することで、脳内のメラトニン受容体に作用し、睡眠と覚醒を切り替える役割を持つ体内時計を整え、睡眠・覚醒のバランスを睡眠側に傾けることで自然な眠りに導く薬です。※メラトニン受容体には睡眠促進作用(睡眠・覚醒バランスの調整)があります。

1日1回1錠を就寝前に服用することで、一時的な「寝つきの悪さ」に対して効果が期待できますので、ロゼレムSご使用時には用法用量を守って正しく服用して下さい。

また、ロゼレムSは、一時的に寝つきが悪い時のみの服用にとどめ、2 週間を超えた服用が必要な場合や、寝つきの悪さが続く場合や気になる症状があるときには、無理をせず、早めに医師、薬剤師にご相談ください。

ロゼレムSの
ドラッグインフォメーション

ロゼレムSは、薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使い下さい。

ロゼレムSの効能

一時的な不眠の次の症状の緩和:寝つきが悪い

ロゼレムSの用法・用量

次の量を1日1回、就寝前30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。

15歳以上の方は、1回量1錠を1日1回服用します。

15歳未満の方は服用しないでください。

用法・用量に関連する注意

(1)用法・用量を厳守すること。

(2)就寝前以外は服用しないこと。

(3)食事と同時または食直後に服用しないこと(十分な効果が得られない可能性がある)。

成分(1錠中)

ラメルテオン 8mg

添加物:乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、コポビドン、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール

使用上の注意

してはいけないこと(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなる)

1.次の人は服用しないこと

(1)本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。

(2)15歳未満の小児。

(3)妊婦または妊娠していると思われる人。

(4)医療機関で次の病気の治療を受けている人。睡眠時無呼吸症候群等の睡眠障害、不眠を伴う精神疾患(うつ病、躁病、統合失調症、神経症、認知症等)、肝臓病。

(5)フルボキサミンマレイン酸塩(デプロメール、ルボックス等)で治療を受けている人。

2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないこと。

他の睡眠改善薬または催眠鎮静薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)。

3.服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと。

眠気等をもよおして事故を起こすことがある。また、本剤の服用により、翌日まで眠気が続いたり、だるさを感じる場合は、これらの症状が消えるまで、乗物または機械類の運転操作をしないこと。

4.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること。

5.服用前後は飲酒しないこと。

6.寝つきが悪い時のみの服用にとどめること。

7.2週間を超えて服用しないこと(2週間を超えた服用が必要な場合には、医師または薬剤師に相談すること)。

相談すること

1.次の人は服用前に医師または薬剤師に相談すること

(1)医師の治療を受けている人。

(2)高齢者。

(3)寝つきが悪いことに加え、次の症状のある人。日中の強い眠気、眠りが浅く夜中に目が覚める、気分がゆううつになる、悲観的になる、疲れや眠気を感じにくい、興奮しやすくなる、幻覚・幻聴(幻声)、妄想、記憶力の低下、時間や場所がわからなくなる。

(4)過去、次の病気にかかったことのある人。不眠症、睡眠時無呼吸症候群等の睡眠障害、不眠を伴う精神疾患(うつ病、躁病、統合失調症、神経症、認知症等)。

2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること。

皮膚:発疹・発赤、かゆみ/消化器:便秘、悪心/精神神経系:めまい、頭痛、昼間の眠気、悪夢/その他:倦怠感

まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。

ショック(アナフィラキシー):服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。

3.月経の異常、月経不順、無月経、男性または授乳期でない女性の乳汁分泌、性欲減退等が認められた場合には服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること。

4.定められた用法・用量(1日1回1錠)を厳守した上で2~3回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること。